婚活をしていると、「いい人なんだけど…」という感情に出会う場面がたびたびありますよね。優しいし、見た目も悪くないし、会話も盛り上がる。
でも、なぜか「この人と結婚してもいいのかな?」という直感がピンとこない。そんな経験、一度はあるのではないでしょうか?
実際に多くの女性が、「性格はいいんだけど、将来を想像できなかった」という理由で交際を終えています。これは決して相手が悪いわけではなく、「いい人」と「結婚向きの人」は別物だという事実があるからなんです。
結婚は、恋愛の延長ではありますが、同じだけでは成り立たない関係でもあります。一緒に生活していくためには、価値観や金銭感覚、日常のふるまい、考え方など、恋愛中には見えづらい部分が重要になってきます。「優しい=結婚向き」とは限らないんですよね。
だからこそ、「いい人だから…」という気持ちだけで突き進むのではなく、その相手が本当にあなたの人生のパートナーとしてふさわしいかを、冷静に見極める視点が必要です。
この記事では、婚活におけるよくある落とし穴でもある「いい人だけど結婚向きではない男性」の特徴を具体的に紹介しながら、どこをどう見れば結婚相手としてふさわしいかを判断できるのかを丁寧に解説していきます。
この記事を読めば、「なんとなくいい人」から「人生を共にしたい人」へと、見極める力がぐっと磨かれるはずです。

婚活を頑張るあなたにとって、時間も気持ちもムダにしない選び方を一緒に整理していきましょう!
自己中心的な性格
婚活で出会った男性と何度か会ううちに、「あれ?なんかこの人、自分の話ばっかりだな」「私の意見、聞いてくれてる?」と感じることってありませんか?
見た目は好印象だったり、話は面白かったとしても、こうした違和感が少しでもあるなら要注意です。相手の性格に“自己中心的な傾向”が隠れている可能性があるからです。
一見「リーダーシップがある」「頼れるタイプ」と思える場合でも、その裏側に「相手を尊重しない性質」が潜んでいることがあります。結婚は2人で進める生活です。

一方が意見を押し付け続ける関係では、日々の小さなことから大きな決断まで、あらゆる場面でストレスが積もっていくでしょう。
自分の意見を押し通す傾向
たとえば、デートの予定を立てるとき。「今日は〇〇に行ってみたいな」とあなたが提案しても、「そこはつまらないから別のところにしよう」と即却下。あなたの気持ちや希望には一切触れず、自分の行きたい場所だけを選びたがる。こういうケースって、意外とありますよね。
もちろん、主張すること自体は悪くありません。でも、自分の意見を通すために相手の気持ちを無視するような態度を取る人は、協力し合って家庭を築くという感覚が薄い可能性があります。話し合いにならず、すべて「自分が決める」という形になってしまったら、あなたがずっと我慢する関係になってしまいます。

「頼りがいがある」と感じるか「自分勝手だな」と感じるか、その境界線を見極めるのが大事です。
他者への思いやりの欠如
これはとても見落とされがちですが、「自分には優しいけど、他人には冷たい」というタイプの男性も注意が必要です。たとえば、飲食店での店員さんへの態度。注文が遅れただけで舌打ちしたり、「は?早くして」と横柄な態度を取る人、いますよね。
このような人は、「自分にとって必要な相手」にしか優しくしない傾向があります。つまり、今は婚活であなたに好かれたいから優しくしているだけで、付き合いが長くなるにつれてその態度が他人と同じように冷たくなる可能性があるということです。
他者への態度は、結婚後にあなたへ向けられる態度の予行演習のようなものです。相手を知るうえで、直接あなたに対する優しさよりも、第三者への接し方のほうが“本性”が出やすいんです。
誰に対しても礼儀正しく接する人は、自然とあなたの気持ちにも寄り添える人である可能性が高いです。

逆に、相手によって態度をコロコロ変える男性には、慎重になったほうがいいでしょう。
金銭感覚の問題
結婚を意識するうえで、避けて通れないのが「お金」の話です。でも婚活の初期って、お金の話をするのってちょっと気まずかったりしますよね。だからこそ、さりげない会話や行動の中から相手の金銭感覚を見ておくことが大切なんです。
お金の価値観が大きくズレていると、結婚生活でのストレスは相当なものになります。「収入はあるのに貯金ゼロ」「趣味に散財しすぎて生活がギリギリ」「将来の話をしてもなんとなく逃げられる」――こんな状態では、安心して一緒に暮らす未来を描くのは難しいかもしれません。

ここでは、婚活中に見極めたい金銭感覚のチェックポイントを2つに分けて解説していきます。
浪費癖やギャンブル依存
初対面で「趣味は何ですか?」と聞いたときに、「パチンコかな」「競馬は毎週やってる」と返されたら、その場で笑っても、内心ではちょっと引いちゃいますよね。もちろん、趣味としてほどほどに楽しんでいるなら問題ありませんが、それが生活に影響を及ぼすレベルだと話は別です。
さらに、ブランド物ばかり持っているのに「今月ヤバくてさ」「給料前はいつもピンチ」といった発言があると、それは浪費癖のサインかもしれません。収入と支出のバランスが取れていない人との生活は、金銭的な不安が常に付きまとうようになります。
お金の使い方って、その人の価値観や人生観が如実に出る部分です。

「この人、何に一番お金を使ってるんだろう?」と意識して見てみると、本性がちらっと見えることもありますよ。
貯金や将来設計の欠如
もう一つの見逃せないポイントが、「将来を見据えたお金の話ができるかどうか」です。
たとえば、あなたが「老後ってどう考えてる?」とか「子どもができたら教育費って大変そうだよね」と話題を振ったとき、「うーん…まぁ何とかなるっしょ」みたいな返事しか返ってこないようなら、ちょっと要注意かもしれません。
貯金がいくらあるかを聞き出す必要はありませんが、今の生活スタイルやお金の使い方から、「この人は将来に備えて考えてるかどうか」はある程度読み取れます。
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自炊派か外食派か
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無駄な買い物をしないか
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クレジットカードを何枚も持っていないか
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欲しい物があるときにちゃんと計画して買うか

こういったところを観察すると、結婚後の家計管理も一緒にできるかどうかが想像しやすくなります。
コミュニケーション能力の不足
結婚相手として大切なのは、見た目でも収入でもなく「ちゃんと話し合える人かどうか」だったりします。どんなに条件が良くても、気持ちを共有できなかったり、話し合いがまともにできない相手との結婚生活は、心がすり減ってしまいます。
婚活で出会った男性と話していて、「会話がかみ合わない」「話が浅い」「こっちの話を聞いてないかも」と感じたら、それはコミュニケーション能力に課題があるサインかもしれません。

ここでは、見極めやすい特徴を2つに分けてお伝えします。
感情表現が乏しい
たとえば、あなたが「最近ちょっと仕事で疲れてて…」と話しても、「そうなんだ」で終わってしまう男性。あるいは、「そういうの気にしないほうがいいよ」と、無意識にあなたの気持ちを打ち消すような返しをしてくる男性は要注意です。
このタイプは、他人の気持ちを受け取るのが苦手だったり、自分の感情をうまく表現できないことが多いです。付き合っているうちは「無口でミステリアス」と思えるかもしれませんが、結婚生活では「何を考えてるのかわからない」「相談できない」といったストレスに繋がりやすいです。
感情表現が上手な人は、楽しいときも、落ち込んだときも、ちゃんと言葉で共有しようとします。

そこに安心感や信頼が生まれるんですよね。
話し合いを避ける傾向
トラブルが起きたとき、「ごめん」の一言もなく、だんまりを決め込んだり、「もうこの話やめよう」と逃げようとする男性もいます。このタイプは、問題を共有すること自体がストレスだと感じてしまう傾向があります。
でも、結婚生活って、むしろそういう小さな問題を一緒に乗り越えていくことの連続なんですよね。意見が合わないとき、どちらかが我慢するのではなく、お互いの考えを話して擦り合わせていける関係じゃないと続きません。
「話し合いを避ける=ケンカを避けてくれてる」と思いがちですが、違います。話し合いができない相手は、いずれ大きな不満やズレを抱えたまま放置される可能性があるんです。

会話のテンポが合うかどうか、何かあったときにちゃんと向き合える人かどうかは、婚活初期の段階でもある程度見抜けます。
家庭生活への関心の低さ
どれだけ優しくて気が合っても、「家庭を築くこと」に対しての興味や関心が薄い男性は、結婚生活のパートナーとしては心もとない場面が多くなりがちです。独身を気楽に楽しんでいたいタイプの人もいれば、そもそも「家庭」にリアルなイメージを持てていない人もいます。
婚活の場では「結婚を前提に」という言葉をよく耳にしますが、その中身は人によって大きく違います。

ここでは、家庭を築く意識があるかを見極めるヒントを2つに分けて紹介します。
家事や育児への非協力的な態度
たとえば、あなたが「料理が苦手で…」と言ったときに、「それは女の子なんだから頑張らないとね」などと返してくる男性はいませんか?この時点で、「家事は女性の役目」と決めつけている意識が見えてしまいます。
共働き世帯が当たり前になっている今、家事や育児をパートナーと分担できないという考え方は、結婚生活において負担や不満が偏りやすくなります。「俺、家事できないんだよね」よりも、「家事はできないけど、覚えるつもりはあるよ」と言ってくれる人のほうがはるかに信頼できます。

家庭を一緒に築く気持ちがあるかどうかは、日常の話題に対する反応から見えてきます。
家庭よりも仕事や趣味を優先
「俺、基本的に土日はバイク乗ってる」「平日も残業ばかりで帰りは終電」「休みは友達と予定詰まってる」――これらの発言が続くようであれば、結婚しても家庭に時間を割くイメージが湧いていない可能性があります。
仕事に打ち込むことや趣味を持つことは悪くありません。ただし、それを理由にパートナーや家庭を後回しにしてしまうなら、結婚後に孤独を感じやすくなります。
理想は「忙しくても、ちゃんとあなたと向き合う時間を作ろうとしてくれる人」です。

婚活の段階で「この人、本当に家庭を大事にしたいと思ってるかな?」と、自分自身にも問いかけながら接してみると良いでしょう。
貞操観念の欠如
恋愛の延長に結婚があるとはいえ、「付き合う相手」と「結婚する相手」は求めるものが違います。いくら優しくて楽しい人でも、貞操観念がゆるい男性は、長い結婚生活において不安や不信感を生み出しやすくなります。
恋愛慣れしている男性や、異性との距離感が近すぎる男性に対して、「この人モテそう」「付き合ったら心配になりそう」と直感で感じたら、その感覚は軽視しないほうが良いかもしれません。

ここでは、結婚相手として信頼しきれない可能性がある男性の特徴を2つの視点からまとめていきます。
浮気癖や異性関係のだらしなさ
「元カノとはあんまり切れてないんだよね」「職場に仲良い女友達が多くて」――こうした発言が出る男性に対して、あなたが不安を感じるなら、無理して「大丈夫」と思い込まないことが大切です。
過去に何度も浮気をしていたという人や、女性との距離感が曖昧な人は、信頼関係が大切な結婚生活には向いていない可能性があります。
たとえば、
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夜遅くまで女性の友人と飲みに行く
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LINEやSNSで頻繁にやりとりしている
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交際中なのにマッチングアプリを消していない
このような行動を平気でする場合、「浮気じゃないから問題ない」という言い訳をされがちですが、それを不快に思うあなたの感覚こそが正直なサインです。
結婚は「安心して毎日を共にできる相手」と築いていくものです。

常に疑い続けるような相手とは、穏やかな毎日は遠くなってしまいます。
関係を曖昧にする態度
「付き合っているのかどうかわからない関係を続けてくる」「将来の話をしたらはぐらかされる」「彼女なのに紹介してもらえない」――こういった態度を取る男性は、そもそも真剣に向き合う気持ちがない可能性もあります。
付き合っているのにあなたの存在を公にしない男性、何かと理由をつけてあなたの希望を後回しにする男性は、誠実さに欠ける印象があります。「いい人だし、今は楽しいから」と思っていても、時間ばかりが過ぎて後悔することになりかねません。
恋愛と違って、婚活では「時間」も「気持ち」も大切な資産です。

関係を曖昧にする男性にはしっかり線を引き、自分を大切にしてくれる人と向き合う選択をしましょう。
よくある質問
「いい人だけど結婚向きじゃないかも?」と感じたとき、どう判断すればいいのか迷ってしまいますよね。婚活をしている女性からよく寄せられるリアルな疑問をまとめてお答えしていきます!見極め力をアップさせたい方はぜひチェックしてみて下さい。
Q. 彼のことは好き。でも違和感があるときはどうすればいい?
A. 好きという気持ちがあっても、将来に対して不安を感じるなら、その違和感は無視しないほうがいいです。「好きだから我慢できるかも」と思っても、結婚生活は毎日の積み重ねなので、ズレはじわじわと大きくなっていきます。まずは、その不安の正体が何なのかをはっきりさせて、自分の気持ちに素直になってみて下さい。
Q. 見た目も性格もいいけど、結婚話になると逃げる人ってアリ?
A. 婚活中なら、その時点で距離を見直したほうが良いかもしれません。将来の話をはぐらかす人は、結婚に対する本気度が低い可能性が高いです。「まだタイミングが…」「もう少し付き合ってから」と言いながら、実は何年も変わらないケースも多いので、行動で示してくれるかどうかを冷静に見て判断してみて下さい。
Q. 優しいのに家事は全部丸投げ…これってNG?
A. 結婚後にパートナーシップを築くなら、「優しい」だけでは不十分です。家事をする気があるのか、協力する姿勢があるのかは、結婚生活をリアルに考えるうえでかなり重要なポイントになります。「やってもらって当然」という態度が見えるなら、それは長い目で見ると不満のもとになるので早めに話し合うべきです。
Q. 自分では見抜けない気がして不安…
A. 最初から全部を見抜くのは誰でも難しいです。でも、「気になる点をメモしておく」「友人に相手の印象を聞いてみる」「LINEのやり取りを見返す」など、自分の感覚を客観的に確認する方法もあります。大切なのは、違和感をごまかさないことと、第三者の意見に耳を傾けることです。
Q. 条件はいいのに、なぜか気が乗らないのは贅沢?
A. いいえ、それは贅沢ではなく「直感」や「本能」に近いものです。条件が良くても、気持ちが動かない相手と結婚しても、幸せを感じにくいものです。誰かと比べたり、妥協したりするよりも、自分の心の声を信じていいんです。「気が乗らない」という感覚は、あなたの本音のサインですよ!
まとめ:いい人でも結婚向きとは限らない
「いい人だったのに、なぜ結婚にはつながらなかったんだろう」
婚活中によく聞かれるこの言葉には、多くの女性のリアルな悩みが詰まっています。優しいし、怒らないし、楽しく話もできた。でも一緒に将来を想像したとき、なぜかモヤモヤする。そんなときは、「いい人=結婚にふさわしい人」ではない、という視点を持つことがとても大事です。
結婚は、日々の積み重ねです。話し合いができるか、価値観が合うか、誠実に向き合えるか、安心できるか。どれも恋愛中には見えにくいポイントだけど、長く暮らしていくには欠かせない要素です。
これまで紹介してきたように、
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自分本位な態度が目立つ
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他人への接し方に差がある
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金銭感覚が不安定
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将来についての具体的な話ができない
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コミュニケーションがうまく取れない
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家庭への関心が低い
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浮気や異性関係にルーズ
こうした特徴が少しでも見える相手に対して、「でも、優しいから」「でも、話しやすいから」と自分をごまかして関係を続けると、のちのち後悔につながるかもしれません。
大切なのは、「あなたが安心して笑っていられる未来」を描けるかどうかです。条件やスペックだけにとらわれず、自分の直感と冷静な視点の両方で相手を見ていくことが、心から幸せと思える結婚への近道になります。
「いい人だから…」と気を遣うのは悪いことではありませんが、あなたの幸せはあなた自身が決めて良いんです。

遠慮せず、違和感に素直になって、納得のいく婚活をしていきましょう!